初恋ばれんたいん SPECIAL
昔のことになるけど…俺の通っていた高校は私立桃山高等学校普通科のみで全校生徒数600人弱勉強が特別できる訳でもなく、運動に特別力を入れている訳でもない、何の特徴もない、ごく普通の高校だ…この学校に入って一年生の時は、何がある訳でもなく、何をやっていた訳でもなく、何を目標にしていた訳でもなく、ただ漠然と時間と季節だけが自分を、すり抜けて行った…二年のクラス編成の時、幼稚園の頃からの幼なじみ織田夏澄と斉藤綾と、一年の時意気投合し、色々と遊び回った仲の高橋寛久と立花純介と一緒のクラスになった…この時の自分は何も気がつかなかったがその時何かが変わり始めていた…少しずつ…今でもこの時のことをよく思い出す…
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